リーダーが人を動かす為に使える心理学①

リーダーと言う立場にいるあなたにとって、
『人を動かす』と言うのは、至上命題かつ、
永遠の課題なのではないでしょうか?
どうすれば目の前の部下が動くのか?
どうすれば目の前の仲間がやりたくなるのか?
どうすればお客様が行動に移すのか?
今回から『6回』にわたり、そこに対して変化をもたらす、
『心理学的要素=行動心理』をお伝えします。
恐らくあなたも聞いたことがあるはずですが、
分かると出来るは違いますよね?
僕らは沢山学ぶことは好きなので頭では
“知っている”ことは多いです。ただそれを
実行に移し、“できた”レベルになるのには雲泥の差
があります。この間にあるアクションに
紐づくためのヒントをつかんで欲しいなと思います。
おススメは、今あなたが最も動かしたい人、
部下、同僚、仲間、恋人、友人、親。誰か
一人を思い描きながら読んでみてくださいね^^
『其の1:確実性』
人が行動に起こすとき、最も動機付けが
されるのが、この『確実性』です。
これは特に人の動機付けにおいて
恐怖を避ける、痛みを避けるといった
生命の維持にも関わる部分にもなります。
これが僕たちの日頃どういう行動に
現れているかというと、
・失敗したくない
・恥ずかしい思いをしたくない
・嫌われたくない
・間違えたくない
こうした『言い訳』のような言葉、
態度として現れてきます。裏を返せば、
・今のままでいたい
・安心感を持ちたい
そういった感情に表現されます。
これらは人の一番根源にあたる
『生理的欲求』であり、僕らにとって
必ず必要なモノです。
ですので、まずここを満たしてあげるような
言葉がけをすることが非常に重要です。
例えば恋人とある所にデートに行きたいと
考えているとしましょう。でも彼は全く
乗り気じゃない。
そんな時はリスクとリターンを明確にし、
本人にとってメリットがある形で
伝えていきましょう。(具体的にはこの後紹介する
残り5つの欲求も含まれて生きます)
・あそこのお店にはあなたの尊敬する◯◯さんも行ってるみたいだから、安心だね
・今度行きたいって言ってたあそこ、今なら並ばないで行けるみたいだよ
・あのお店、死ぬまでに食べないと後悔するってさ
こんな感じですかね(笑)
当然会話の中で他の心理的要素も
含んでくるので、そこは気にしなくて
いいのですが、ポイントは安心と言う
キーワードは使わなくても良いという事。
取るべきリスクに対してリターンが
どれほどあるか?と言う視点で見ても、
もしかしたらわかりやすいかもしれませんね。
ここはその人、今あなたが思い描いている人の
日々の言動に注目してみてください。そうすると
どこまでがリスク範囲=生命の危機ととらえているのか
がわかってきますよ。
そうすればどんな言葉がけが効果的かも
必然的に分かるので、ぜひ意識して今日から
会話をしてみてくださいね^^
これから残り5回にわたり、
リーダーが人を動かす為に使える心理学
を解説していきますのでお楽しみに★
『人』から『人』へ、感動、勇気、想いをつなぐ
小松稔